あおいのKindle出版アカデミー印税を伸ばす実践教材

1年前の本を、今の基準でリライトする。Codex活用術

私は最近、Codexを使って、すでに出版しているKindle本を5冊リライトしました。

今回は、その中から『ChatGPTでnoteをはじめよう!』を実例にします。古くなった情報の確認から、挿絵、巻末の関連本、Amazon KDPへ提出するWordファイル(DOCX)まで、実際の作業から整理した5つの流れと、読者向けに整えた依頼方法をまとめました。

Codexは、OpenAIのAIエージェントです。原稿などのファイルを読み、日本語でお願いした作業を進めてもらえます。プログラミングの知識がなくても使えます。

この教材が向いている方

  • Kindle本を1冊以上出版している
  • 古くなった既刊を直したいが、どこから始めればよいか分からない
  • Codexを使い始めたばかり、またはこれから使いたい

はじめに

「直したい。でも、どこから直せばよいか分からない」から始まりました

今回の題材は、出版から1年以上が経っていた『ChatGPTでnoteをはじめよう!』です。Kindle出版を始めた頃の本の中でも、特に多くの印税を生んでくれ、今も一定数が読まれている本でした。

この本のテーマには、今も需要があると思っていました。一方で、ChatGPTもnoteも変化しています。古い内容のまま本を出し続けることに、読者への申し訳なさを感じていました。少しずつ印税が落ちていたこともあり、前々から直したいと思っていた本です。

ただ、1冊を最初から読み返し、どこが古くなっているのかを調べ、本文を直し、全体のつながりまで確認するのは、本業がある中では重い作業です。直したいとは思いながら、長い間そのままになっていました。

それが今回、Codexを使うことでようやく着手できたので、その方法を皆さんにぜひ共有したいと思います。この記事では、最初からきれいに進んだようには書きません。何を残すと決め、どこで失敗し、何をCodexへ任せ、何を自分で判断したのかを、実物と一緒に紹介します。

同じ内容を、Brain版でもご覧いただけます。
Brain版はこちらからご確認ください。
このリンクを第三者へ転送することはお控えください。

5つの流れ
  1. はじめに
  2. 流れ1 直す価値のある本を選ぶ
  3. 流れ2 残すものと変えるものを決める
  4. 流れ3 作業を分けて1つずつ進める
  5. 流れ4 34枚の挿絵を作り、Wordへ入れる
  6. 流れ5 巻末と次に読む本への案内まで整える
  7. さいごに

5つの流れ・1

古い本ではなく、「直す価値のある本」を選ぶ

既刊が何冊もある場合、古い本を全部リライトしようとすると、作業量の多さに圧倒され、なかなか着手できません。大事なのは出版から何年経ったかではありません。その本へもう一度時間を使うことで、読者へ渡せる価値が上がるかどうかです。

リライト候補にしやすい本

  • 今もKindle Unlimited(Amazonの読み放題サービス)で読まれたり、注文されたりしている
  • 本のテーマには、今も需要がある
  • 中心となる考え方は残せるが、情報や事例が古くなっている
  • 今の知識や経験を加えることで、内容を良くできる
  • 関連する本やサービスへの入口として残したい

候補から外してよい本

  • テーマそのものの需要が、ほとんどなくなっている
  • 章の大半を書き直さないと、現在の読者へ渡せない
  • 古い本を直すより、新しい本として書く方が分かりやすい
  • 今後の本棚や、次に読む本の案内でも残す役割がない

今回選んだ本は、今も読まれ、「AIを使いながらnoteとどう向き合うか」という中心も残せると思いました。テーマの価値は残っている。けれど、最新情報や安全性の説明は直したい。この差がはっきりしていたため、リライトする本に決めました。

自分の本で再現するときは、まず本文を変えずに診断してもらう

最初から書き換えてもらうのではなく、現在も残せる部分と、古くなっている可能性がある部分を分けてもらいます。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

添付した既刊を読み、リライトする価値があるかを診断してください。

次の6項目を分けて整理してください。
1. 現在も残せる中心テーマ
2. 古くなっている可能性がある情報
3. 現在の読者が誤解する可能性がある説明
4. 小さな修正で価値を上げられる部分
5. 大幅な書き直しが必要な部分
6. リライトより新刊にした方がよい可能性

まだ本文は変更しないでください。
確認できた事実、推測、提案を分けてください。

標準手順として、Amazonレビューも確認する

リライトを始めるときは、Amazonレビューも最初に確認します。この本では最初の工程として明確には行っていないため、ここからは今回の実録ではなく、ほかの本でも使っている標準手順です。レビューがない本では飛ばして構いません。

レビューは、低評価の意見をすべて反映するために使うものではありません。単なる好み、著者と読者の立場の違い、どこを直せばよいのか分からない批判まで機械的に取り入れると、本の中心が崩れます。本文の品質向上に使える指摘だけを抽出してもらい、最後は著者が採用するか決めます。

投稿者名、プロフィール画像、IDなど、個人につながる情報は必ず除きます。レビュー本文は、本へ転載するのではなく、修正候補を見つけるためだけに使います。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

個人につながる情報を外したAmazonレビューを読み、本文と照合してください。

単なる好み、著者と読者の立場の違い、改善箇所が分からない批判は修正候補から外し、
本の品質向上に使える指摘だけを抽出してください。

指摘を次の3段階に分けてください。
1. 絶対修正
2. 修正検討
3. 要検討

候補ごとに、該当箇所、読者が困った理由、最小修正案を示してください。
まだ本文は変更しないでください。
  • 絶対修正:事実、安全性、意味の誤りなど、放置すると読者が困るもの
  • 修正検討:直すと分かりやすくなるが、著者の判断が必要なもの
  • 要検討:好みや本の範囲にも関わるため、すぐ直さず考えるもの

Codexに任せたこと

  • 旧版を読み、現在も残せる中心と古くなった可能性を分ける
  • 個人情報を外したレビューから、内容改善に使える指摘だけを拾う
  • 修正候補を3段階に整理し、最小修正案を出す

私が決めたこと

  • この本へ、もう一度時間を使う価値があるか決める
  • レビューの指摘を採用するか決める
  • リライト、新刊、出版停止のどれにするか決める

5つの流れ・2

残すものと、変えるものを先に決める

リライトで怖いのは、古い部分を直すうちに、その本の良かったところまで消してしまうことです。この本が長く読まれた理由は、ChatGPTやnoteの操作説明だけではありません。AIに文章を任せきるのではなく、ChatGPTを使いながらも、自分の経験や言葉をnoteに残す。その考え方こそ、この本で一番伝えたかったことでした。

変えないもの

  • ChatGPTと一緒にnoteを書くという中心テーマ
  • 初心者へ話しかける、やわらかい文体
  • AIへ丸投げせず、自分の言葉を残すという考え方
  • 章全体の大きな流れ

変えるもの

  • 古くなったnoteとChatGPTの説明
  • 個人情報や安全性に関する表現
  • 読者へ結果を強く約束しすぎている表現
  • 現在の機能に合わせた質問文と返答例
  • 扉絵、挿絵、巻末、リンク、Wordファイル

最初に頼んだのは、全面リライトではありません。旧版は変更せず、「絶対に直した方がよいところ」を候補として出してもらいました。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

旧版の原稿を読み、次の修正候補だけを抽出してください。

- 現在の読者が誤解する可能性がある箇所
- 事実やサービスの説明が古くなっている箇所
- 安全性の面から直した方がよい箇所
- 読者へ結果を約束しすぎている箇所

まだ本文は変更しないでください。
候補ごとに、原文、問題、最小修正案を示してください。
著者の文体と本の中心を変えない範囲に絞ってください。

候補を確認したあと、採用する修正だけを決めます。Codexに「良さそうなところを全部直して」と任せるのではなく、番号で指定した箇所だけを作業版へ反映してもらいました。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

私が承認した修正だけを、作業版へ反映してください。

【承認した修正】
ここに番号または修正内容を貼る

承認していない箇所は変更しないでください。
元ファイルは上書きせず、変更した箇所を一覧で報告してください。
反映できない箇所は、推測で補わず報告してください。

部分修正をすると、前後には古い説明が残りやすく、章をまたいだ矛盾や言葉の揺れも起きます。そこで、修正箇所の前後、同じ章、本全体という順で、つながりが壊れていないか確認してもらいました。

さらに、それまでのやり取りを知らない別のAIにも、初めて読む監査役として原稿を渡しました。文法上は間違っていなくても、この場面では使わない日本語や、部分修正で不自然になった箇所を見つけるためです。元からあった不自然な日本語も見つかり、ここで直せました。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

この原稿を初めて読む監査役として確認してください。

これまでの制作意図を好意的に補わず、本文だけで判定してください。
不自然な日本語、初見では意味が取れない文章、前後や章をまたぐ矛盾、
修正箇所だけ文体が変わった部分を探してください。

問題がある箇所だけ、原文、問題、最小修正案を示してください。
本文はまだ変更しないでください。

Codexに任せたこと

  • ChatGPTやnoteの現在の説明と違う箇所、安全性、強すぎる表現を候補として出す
  • 私が承認した箇所だけを作業版へ反映する
  • 修正した前後、章、本全体の矛盾を調べる
  • 別の監査役として、不自然な日本語を初見で確認する

私が決めたこと

  • この本で絶対に残す考え方と文体を決める
  • どの修正案を採用し、どれを見送るか決める
  • 読みやすくても「あおいの文章」ではなくなる案は採用しない

流れ2の実例

実際に、こんな箇所を直しました

今回直したのは、誤字だけではありません。1年前には十分に意識できていなかった安全性、AIとの距離、読者への約束を、今の基準で見直しました。題材本を読んでいない方にも分かるよう、何を説明していた箇所なのかから紹介します。

01

安全性の見直し

「名前を消せば大丈夫」では足りなかった

1.何を説明していた箇所か

ChatGPTへ悩みや相談内容を入力するとき、個人情報をどう扱うか説明していた箇所です。

2.旧版の文章と問題

個人情報が気になる方は自分の名前の部分を消せば良いでしょう。

名前だけを消せば安全だと受け取られる可能性がありました。

3.Codexが指摘したこと

会社名、顧客名、連絡先、具体的な案件などから、本人や第三者を特定できる場合があると指摘されました。

4.私が残す/変えると決めたこと

気軽に相談できる雰囲気は残します。ただし、「名前だけ消せば大丈夫」とは言わず、大切な情報を入力しすぎない説明へ変えました。

5.完成版では、こう直しました

氏名だけでなく、会社名、顧客名、連絡先、具体的な案件、社内だけの情報などは、書かないか、内容が分からない形に置き換えるのが安心です。
02

AIとの距離の見直し

AIの文章を「そのまま使ってもいい」と言わない

1.何を説明していた箇所か

ChatGPTが作った文章を、noteの記事へどう使うか説明していた箇所です。

2.旧版の文章と問題

もちろん、このまま使ってもいいですし、自分の言葉で書き直してもOKです。

AIの文章を完成品として使うことも勧めているように読めました。

3.Codexが指摘したこと

本の中心である「自分の経験や言葉を残す」という考え方と、説明がずれていると指摘されました。

4.私が残す/変えると決めたこと

AIが自然な文章を返せることは否定しません。そのうえで、完成品ではなく下書きとして受け取る役割をはっきりさせました。

5.完成版では、こう直しました

もちろん、ここから自分の言葉で書き直してもOKです。むしろ、ChatGPTの文章は下書きとして受け取り、自分の経験や感覚を重ねていくことで、あなたらしい記事になっていきます。
03

過剰な約束の見直し

「必ず書き上がる」と約束しない

1.何を説明していた箇所か

まとまった時間が取れない人へ、スキマ時間でも記事を書けると伝えていた箇所です。

2.旧版の文章と問題

まとまった時間が取れなくても、スキマ時間をうまく活かせば、1記事は必ず書き上がります。

すべての読者へ、結果を保証する言い方になっていました。

3.Codexが指摘したこと

使える時間や置かれている状況は人によって違うため、「必ず」とは約束できないと指摘されました。

4.私が残す/変えると決めたこと

背中を押す雰囲気は残します。ただし、できることを断定せず、少しずつ進める現実的な表現へ直しました。

5.完成版では、こう直しました

まとまった時間が取れなくても、スキマ時間をうまく使えば、少しずつ1記事へ近づいていけます。

5つの流れ・3

一気に頼まず、作業を分けて1つずつ進める

今回、最初に一度はまりました。本文の修正、事実確認、質問文、挿絵、巻末、Wordファイルまで、全部まとめてお願いした方が早いと思ったんです。

ところが、一度に扱う情報量が大きくなり、会話で使える処理量(トークン)をかなり消費しました。何度か画面が止まり、パソコン自体が落ちたこともあります。原因を切り分けられたわけではないので、「Codexはフリーズする」と一般化はできません。私のパソコンが特別に高性能ではなかったことも、影響した可能性があります。

そこで、候補を出す、私が確認する、承認した分だけ直す、全体を確認する、次の作業へ進む、というふうに工程を分けました。すると、作業はかなり安定しました。「全部できそうだから、一度に全部頼む」が一番早いわけではありませんでした。

一気に頼まない。作業を分けて、1つずつ進める。

今回、作業を分けた7つの工程は次のとおりです。

  1. 01
    元原稿を残す

    旧版を上書きせず、作業用のファイルを複製します。

  2. 02
    修正候補だけ出してもらう

    どこを、なぜ直すのかを先に確認します。

  3. 03
    採用する案を私が決める

    Codexの提案を、すべて採用する必要はありません。

  4. 04
    承認した箇所だけ直す

    勝手に作業範囲を広げず、決めた修正だけを反映します。

  5. 05
    部分修正後の全体を確認する

    古い説明との混在、矛盾、重複、文体の変化を探します。

  6. 06
    別の監査役にも読んでもらう

    それまでのやり取りを知らないAIに、初見の読者として確認してもらいます。

  7. 07
    最後にWordファイルを確認する

    目次、画像、リンク、全ページの表示、安全性を検査します。

会話が長くなったときも、そのまま次の大きな依頼を足しません。現在地を整理し、次に行う作業を1つだけ決めてもらいます。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

いったん新しい作業を止めてください。

ここまでに確定したこと、未確定のこと、変更したファイル、
確認が終わった範囲を整理してください。

そのうえで、次に行う作業を1つだけ提案してください。
私が確認するまで、新しい修正は始めないでください。

Codexに任せたこと

  • 候補の抽出、承認箇所の反映、修正後の確認を1工程ずつ進める
  • 作業記録を残し、どこまで終わったか整理する
  • Wordファイルの構造、画像、リンクを検査する

私が決めたこと

  • 一工程ごとに結果を確認し、次へ進むか決める
  • Codexの指摘を採用するか決める
  • 一度に頼みすぎていると感じたら、作業を止めて分け直す

5つの流れ・4

34枚の挿絵を作り、Wordへ入れる

旧版には、節ごとの挿絵が1枚もありませんでした。当時は、どう作ればよいのかも分からなかったからです。私は、文章だけが続く本より、内容を目で確認できる挿絵がある方が読みやすいと思っています。

そこで、1-1、1-2のような節ごとに、その内容を表す挿絵を作ってもらいました。32節に1枚ずつ、さらに「はじめに」と「おわりに」を加えて、合計34枚です。画像を作るだけではなく、対応する節へ差し込み、順番や不足を確認するところまで進められました。ここは、本当に楽になったと感じた部分です。

ただし、短い一文だけで突然34枚が完成したわけではありません。その前にCodexは本文全体を読み、本の中心、変えないもの、既存画像の雰囲気、画像の比率や色、余白を把握していました。最初に代表の1枚を確認し、それを基準に残りを作っています。十分な文脈を共有した後だから、短い依頼でも進められました。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

本文を読み、各節の内容を理解しやすくする挿絵を作ります。

まず、代表となる1節だけについて、挿絵の構成案を出してください。
本文にない事実や効果は追加しないでください。

承認済みの扉絵と既存画像を、色、線、余白、人物表現の基準にしてください。
まだ残りの画像は作らないでください。
34枚の挿絵を一覧にした画像
32節と「はじめに」「おわりに」へ入れた、合計34枚の挿絵です。
完成版のWordへ挿絵を入れたページ
本文の内容に合わせて挿絵を入れた完成版。
はじめにへ追加した挿絵入りページ
「はじめに」へ追加した挿絵。
本文の節へ追加した挿絵入りページ
本文の節へ差し込んだ挿絵。

Codexに任せたこと

  • 各節を読み、要点に合う挿絵を設計して作る
  • 対応するWordの節へ画像を差し込む
  • 画像の不足、重複、順番、サイズを確認する

私が決めたこと

  • 挿絵を入れる方針と、見た目の基準を決める
  • 最初の代表画像を確認し、残りを作ってよいか決める
  • 見た目だけでなく、本文を理解しやすくする画像か確認する

5つの流れ・5

本文だけで終わらせず、巻末と次に読む本への案内まで整える

私の本は40冊を超えています。巻末にすべて並べても、読者は次に何を読めばよいか選びにくくなります。本ごとに関係の深い本だけを紹介したいと思っていましたが、40冊以上を手作業で整理するのは、本業がある中では難しく、ずっと諦めていました。

今回は、Codexを活用して、次の順番で巻末を作ることができました。

  1. 01
    候補を出してもらう

    本文と想定読者を読み、読了後に合いそうな既刊を挙げてもらいます。

  2. 02
    紹介する本を私が選ぶ

    売上順ではなく、今読んだ本との関連性で決めます。

  3. 03
    公開情報を揃える

    正式書名、表紙、紹介文、Kindleから開けることを確認したAmazonの短縮URLを揃えます。

  4. 04
    巻末ページを作る

    今回は関連本6冊を2ページへ配置しました。

  5. 05
    リンクを検査する

    リンク先と読者が押せる範囲に加え、実際のKindle環境から開けるか確認します。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

この本の本文、想定読者、添付した既刊一覧と各本の内容資料を読み、読了後に関係の深い既刊を候補として挙げてください。

候補ごとに、次の内容を示してください。
- この本の読者と関係がある理由
- 次に読むことで広がる内容
- 短い紹介文の案
- 候補から外した方がよい本と理由

売上順ではなく、今読んだ本との関連性で提案してください。
確認できない書名や内容は推測しないでください。
まだ巻末へ反映しないでください。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

私が承認した関連本だけを、作業用DOCXの巻末へ反映してください。

支給した正式書名、表紙、紹介文、Kindleから開けることを確認したAmazonの短縮URLだけを使用してください。
反映後、表紙と書名の一致、リンク先、読者がクリックできる範囲を確認し、結果を報告してください。
実際のKindle環境での動作を確認できない場合は、「未確認」と報告してください。
完成版の巻末に追加した関連本の紹介ページ
完成版の巻末。読了後の内容と関係が深い本だけを紹介しています。

応用として、本棚サイトも作れます

本棚サイトは、今回のリライトとは別のタイミングで作ったものです。ただ、リライトした本の巻末から本棚へ進める案内を、この機会にきちんと入れました。これは今回の追加記事の主役ではないため、作り方は最小限に留めます。

  1. 公開してよい書籍の一覧を用意する
  2. 表紙、正式書名、短い説明、AmazonのURLを整理する
  3. Codexへ一覧ページの制作を頼む
  4. PCとスマホで表示を確認する
  5. 個人情報、非公開情報、パソコン内のファイルの場所がないことを確認して公開する
あおいの本棚のトップページ
テーマから次に読む本を選べる「あおいの本棚」です。

最後に、KDPへ提出するWordファイルを確認する

本文の修正が終わっていても、画像が抜けていたり、リンク先が違っていたりすれば完成ではありません。最終的なWordファイルを全ページ表示し、本文と見た目の両方を確認してもらいました。

読者向けに再現しやすく整えた依頼文

KDPへ提出する最終DOCXを、本文内容と表示の両方から確認してください。

確認項目:
- ファイルが正常に開くか、見出し、目次、改ページ
- 承認済み本文との一致、古い文章、誤字、文体の変化
- 画像の枚数、位置、欠落、重複、サイズ、文字切れ
- リンク先、表示文字、クリックできる範囲
- 個人情報、秘密情報、パソコン内のファイルの場所(ローカルパス)、ファイル内の作成者情報

すべてのページを画像として表示し、問題の場所と最小修正案を示してください。
まだ公開や提出はしないでください。

Codexに任せたこと

  • 本文と関係が深い既刊を候補として出す
  • 承認済みの表紙、紹介文、リンクで巻末ページを作る
  • リンク先、押せる範囲、最終DOCXの全ページを検査する

私が決めたこと

  • 読了後に紹介する本を、内容との関係性で決める
  • 紹介文が実際の内容と合っているか確認する
  • Amazonの短縮URLを実際のKindle環境から開く
  • 公開してよい情報だけが使われ、KDPへ提出できる状態か決める

さいごに

まずは、既刊を1冊選ぶところからで大丈夫です

最初から、挿絵や巻末の関連書籍まで、すべて整える必要はありません。まずは、今も残す価値のある既刊を1冊選ぶ。次に、絶対に変えないものと、直したいものを書く。そして、本文を変更せず、修正候補だけを出してもらう。ここまでできれば、リライトを始める準備は十分です。

リライトしたからといって、印税が必ず増えるとは言えません。今回更新した5冊が今後どのように読まれるかは、これから確認します。それでも、「このまま出し続けてよいのかな」と思いながら置いていた本を、今の自分が読者へ渡せる状態まで育て直せたことには、大きな意味がありました。

Codexは、読む、探す、比べる、修正候補を作る、承認した箇所を反映する、画像を作る、Wordへ入れる、最後に検査するところまで手伝ってくれます。ただし、どの本を残すのか、何を変えないのか、どの案を採用するのか、自分の言葉として読者へ渡せるのかを決めるのは、著者です。

Codexへ作業は任せる。
でも、判断までは任せない。